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知っておきたい年金のはなし    第140号 2007年2月11日発行

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世の中は三連休でした。
休みの取れない人も多いでしょうけれど、私も、この3日間は仕事でした。
自営業は「自由業」のようにも見えますが、「不自由業」のようなところもあります。
「休めない」のです。なんていうと、「休まない」と言われるかもしれませんが・・・

さて、平成19年度の年金額が気になる時期です。
今回はいつものお話ふうではありませんので、ご了解ください。

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第140号 平成19年度の年金額
★★★ 変わらない予定です ★★★
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● 年金額の改定

 1月26日、総務省は、平成18年平均の全国消費者物価指数の対前年比変動率が+0.3%と発表しましたが、対前年比名目手取り賃金変動率は0.0%のため、19年度の年金額は名目手取り賃金変動率により改定され、18年度と同額になります。

こんなふうに書くと、なんだか、わかりませんね。
老齢基礎年金は満額で792,100円、年金額に変更はないということです。

● 基礎年金の国庫負担割合

国庫負担割合とは、国民年金の原資について、国が負担するお金の比率です。
国庫負担割合は、平成21年度までに2分の1に引上げることとされています。
19年度の予算案では、現行の国庫負担割合である3分の1+1000分の25にさらに1000分の7を加算し、国庫負担割合は3分の1+1000分の32となります。

  ●国民年金の保険料

 平成16年度年金制度改正で、毎年度280円ずつ引き上げることとされていましたが、17年度消費者物価変動率がマイナス0.3%となった経緯から、その分に見合うかたちで引上げ幅を280円でなく、240円に縮小、19年度の国民年金の保険料は 月額14,100円となります。 そのため免除制度における保険料は、4分の3免除で3,530円、半額免除で7,050円、4分の1免除で10,580円となります。

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正式には3月末に政令で出されます。
正直言って、年金額が変わらないで、ほっとしました。
なぜなら、いろいろな資料を書き換えずにすむからです。
こんなことを不謹慎なようですが、年金額が変わるたびに、いつも大変なのです。

風邪がなおらず、メルマガもなかなか書けず、ちょっと短くなってしまいましたが、 新しい情報でした。
今ごろインフルエンザも流行しているようなので、みなさん、風邪に気をつけてくださいね。

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