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知っておきたい年金のはなし    第322号 2014年2月1日発行

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4月からの年金額が発表されました。
下がる予定でしたが、やはり下がります。
その下がり幅は、少し縮小されましたが、0.7%ダウンです。

今回は速報としてお届けします。

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第322号 4月からの年金額
★★★ 年金受給者にはきびしい減額 ★★★
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年金額は物価にスライドします。
簡単に言えば、「物価が上がれば年金も上がる、物価が下がれば年金も下がる」という仕組みです。
(年金額の改定には物価以外の要素もありますが)

このような仕組になっていますが、過去に物価が下がったときに、年金を下げなかったことがありました。

その差額を解消しようと、昨年の10月に1%下がり、今年の4月からも1%下がることになっていました。

物価が上がりも下がりもしなければ、4月からの年金額は1%の減額でした。

ところが、平成25年平均の全国消費者物価指数の対前年比変動率は0.4%となりました。
物価が上昇したということですね。

年金額には複雑な計算があって、結果として、1%減額するところを0.7%減額となりました。

老齢基礎年金(満額)の778,500円は、772,800円となります。
5,700円下がります。

老齢厚生年金も同様です。
障害年金や遺族年金も同様です。

4月分の年金額から下がるので、6月15日支給分から、減額を実感します。

年金額は下がりますが、国民年金保険料は上がります。
今年と比較して210円上がり、15,250円となります。

平成26年度分の保険料から、2年分を前納することができるようになります。
預貯金で持っているお金なら、前納したほうがお得かもしれません。
いずれにしても、支払うのですから。

保険料が上がった分、前納でカバーするというのもひとつの方法かもしれません。

今回のメルマガは速報としてお届けしました。

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●必要な方は参考にしてください。
物価特例水準のスライド率は0.961
加給年金額 222,400円
配偶者加給年金額 222,400円〜386,400円
子どもの加算額(3人目以降) 74,100円
中高齢寡婦加算579,700円
障害基礎年金 1級 966,000円
振替加算や中高齢寡婦加算も改定されます。

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■□■ お知らせ ■□■

●病気やケガのときの支援制度 コラムを掲載中
ファイナンシャルラーニング社のコラムを担当しています。
今回は障害年金です。
●FP専門家ネットワーク「マイアドバイザー」にてコラム掲載中
「ライフプラン別コラム」女性と社会保険を担当しています。
http://www.my-adviser.jp/column/index_cat.php?cat=5
2月より新コラムを担当します。新しいテーマは「年金ミステリー」

●書斎りーぶる主催 「やさしくためになる すがのみわこの くらしとおかねカフェ」
毎月、くらしとお金にかかわるテーマでお話しています。

次回は2014年2月19日(水) 19:00〜20:30 
福岡市中央区天神 「書斎りーぶる」にて 参加費500円(コーヒーとクッキー付き)
今回のテーマは「幸せな離婚とお金あれこれ」