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バツイチFPのおしゃべりライフプラン 第17号 2006年9月15日発行

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こんにちは。ご無沙汰していました。
「まぐまぐ」から「半年発行のないメルマガは解除する」と案内がきてしまいました。

さて、11月に2冊目の年金の本を出すことになりました。
タイトルは検討中ですが、「夫婦の年金」をテーマに書いています。離婚と年金を妻の立場だけではなく、夫の立場からも取り上げています。遺族年金の話もあります。


夫婦ではなくとも、独身であっても、バツイチであっても、どんな状況にある方も、この本で年金のしくみがよくわかります。年金の解説書というより、読み物として、気楽に読めますよ。
また、ご案内しますので、ぜひ、手に取って読んでみてくださいね。

11月発行予定で、今、最後の追い込みに入っています。

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「バツ」はやがて「マル」になる!
人生、いろいろあり!

2007年4月から離婚時の年金分割がスタートしますが、離婚をするときは、年金分割だけが問題ではありません。
財産分与、そして子どもがいるのなら養育費も大切です。

離婚時の年金分割は、いったん分割が成立したら、取りはぐれのないしくみですが、養育費は、相手しだいです。

残念なことですが、約束した養育費を払い続けることの方が少ないのかもしれません。


私の場合もそうです。
未払いになっている養育費が、かなりまとまった金額になっています。
今日は、「強制執行の手続に挫折した巻」です。

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強制執行の手続に挫折

約束した養育費を払わないというのは、やっぱり納得できることではありません。払わないのに、なんの咎めもないというのが、悔しいのです。

調停離婚で助かるのは、電話1本で、家庭裁判所から履行勧告をしてくれること。
つまり、ちゃんと約束をはたしなさいと連絡してくれることです。

裁判所から連絡あるということは、他の誰が連絡するより、大きな圧力です。
また、履行勧告には費用はかからず、めんどうな手続もなく、利用しやすいしくみだと言えます。
私の場合も、何度か、履行勧告をしてもらいましたが、それでも滞っているので、強制執行できないものかと、家庭裁判所に相談しました。数ヶ月前の話です。

まず、家庭裁判所で「調停証書正本到達申請」ということをします。
裁判所は、相手方に「調停調書の正本」を郵送して、「こんな約束があったでしょ」と確認させるのです。これは、一種の警告にもなります。
確かに相手に届きましたという通知をもらってから、今度は地方裁判所へ行きます。

しかし、相手が受け取ればいいけれど、不在であったり、受け取らなかったりで、ここで、すでに1月以上、かかりました。

そして、地方裁判所に行きました。

これからがやっかいでした。
まず、地方裁判所に入ったものの、どこに行けばいいのかわかりません。総合相談みたいなところはありません。
差し押さえする財産によって、窓口が違うのだといわれ、預貯金の場合、家財の場合、車の場合と、全部別の窓口です。
あっちだ、こっちだ、ここでもないなど、さんざん裁判所の中をまわりました。
家財の担当の方が、親切な方でいろいろ教えてもらいました。

家財を差し押さえするのには、予納金3万5千円の費用がかかる上、実際に押さえるものがあるかどうかが問題です。生活に必要なものは差し押さえの対象になりません。

預貯金の窓口へ行きましたが、書類について教えてもらったものの、あまりにも、手続きがめんどうでした。複雑すぎます。

ここは司法書士か、弁護士にお願いすればいいのでしょうけれど、費用をかけてまでの効果はわからず、時間的なゆとりもないので、結局、やめてしまいました。

自分でするのは難しいと、つくづく感じました。
うまくいかないものですね。

そうなると、取りはぐれがないという点では、年金分割はいいしくみです。ただし、金額には期待できませんけれど。

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もうすこし裁判所も親切であったらなあと思います。
何の下調べもせずに行った私も悪いのでしょうけれど、相談窓口があってもいいのではないでしょうか。

家庭裁判所では、ていねいに教えてもらえましたが、そんな窓口が地方裁判所にあってもいいのではないかと思いました。

手続きの複雑さにあきらめてしまい、結局、泣き寝入りになることも多いのでは? そんな感じがします。

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